対局盤からのノート
勝ちの一手より前に、勝負は決まっている
多くの対局は五つ目の石で決まるわけではありません。急ぎに見えないため、一方が緩い二連を放置した時点で流れが変わります。数手後、その二連は空いた交点で別の筋とつながります。一つの脅威を止めればもう一つが残り、完成した五連は二、三手前から始まった物語の最後の一場面にすぎません。
この盤面が役立つのは、まさにその間です。コンピューターと対戦することも、端末を隣の人に渡すこともできます。終局後は、待った、ヒント、リプレイを使って、どの石が重要だったかを当てずっぽうでなく、局面を遡って確かめられます。
目の前の並びだけを見ない
三連は見つけやすい形です。難しいのは、その周囲の空いた交点を見ることです。15×15盤では、今日横の筋に属する有用な石が、後には斜めの筋にもなりえます。辺に近い石は選択肢が少なく、中央に近い石は四方向のいずれにも関われます。理論を口にしなくても、序盤の石が中央へ寄る理由はそこにあります。
いちばん近い石だけを見ていると、最も目立つ脅威に応じ続け、一列隣で静かに育つ脅威を見落とします。強い手は、打った瞬間には地味であることが多いものです。まだ攻めに見えない空き交点を取ると、次の二手で相手の応手が急に限定されます。

これが石数を数えることと局面を読むことの実践的な違いです。活三には注意が必要です。活四は必ず止めなければなりません。両にらみでは守る側に必要な受けが二つあり、手番は一つしかありません。最も強い手は、盤上で最も整った列を作る手ではなく、脅威を作りながら次の脅威も作りやすくする手であることが多いのです。
すべての筋を伸ばさない
よくある序盤の誤りは、最も近い二連を毎回伸ばすことです。これでは狙いが明らかになり、相手は分かりやすい端を止められます。ときには一つ離れた場所の方が良い手です。二連を生かしたまま斜めの可能性を加え、相手に何を守るのか選ばせられます。相手が間違えれば、次の石が二つの計画を結ぶ手になります。
同じ習慣は守りにも現れます。直前に置かれた石を止め、二つの古い二連が交わる空き交点を見落とすのです。二つの三連が見えたときには、すでにフォークは打たれています。一段早く確認しましょう。相手の二つの石群が空き交点を共有しているなら、その交点は自分の短い列を続けるより価値があることが多いのです。
“列を伸ばす前に、その一石が第二の筋も始められるかを確かめましょう。”
変化した局面を振り返る
負けたらリプレイを使いましょう。ただし最後の五連から始めてはいけません。最初に応手を強いられた手まで戻り、その一手前の盤面を見ます。どの二連が放置されたのか。どの空き交点が二つの石群を結んだのか。それが次局で覚えておくべき判断です。ヒントは候補手を示せますが、手順を再生するとその候補が重要だった理由が分かります。
両にらみのノートから始める
活三、活四、そして同時に二つの脅威を作る局面を図で解説します。
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